観戦記

投稿者

Kia Kaha

2014年02月16日 11:40KO 秩父宮ラグビー場 レフリー 松岡辰也
早稲田大学 VS ヤマハ発動機ジュビロ 天気 晴れ / 強風
グラウンド状態 普通
前半 後半 得点 前半 後半 観客 さみしい・・・
1 1 T 4 2 投稿者が選んだマンオブザマッチ
0 0 G 2 1 チーム名
2 0 PG 0 0
0 0 DG 0 0 選手名
11 5 24 12
16 合計 36

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「WASEDA、ナイスゲーム!」

【提供】
 ラグカフェ編集部の取材メモ
 http://amba.to/M7Bk5x

2週連続の大雪で開催が不安視された(かな?)ものの、各方面の動員でなんとか試合実施にこぎつけた日本選手権@秩父宮。
1回戦は大学勢対トップリーグの対決となっています。
今大会からは、クラブ日本一の出場枠がなくなりました。
クラブチームの晴舞台(といってもまあ結果が……)がなくなり寂しい気がしなくもないです。

秩父宮開催の第1試合は、ワイルドカードトーナメントを勝ち抜いたジュビロと大学選手権準優勝の早稲田が激突!

ジュビロのスターティングメンバーには早稲田大学OBが5名、サブに入った曽我部を入れると実に23名中6名が早稲田(そんなに多くないか)。
監督清宮も選手、監督として在籍していました。

対する早稲田の後藤監督は、清宮監督と同期でヤマハのOBでもあるということで、日本のスポーツマスコミが喜びそうなネタが満載です。
内容としては、先日の年間表彰式で清宮監督が話していたように、「ヤマハの良さを出して勝つ」といったところでした。
ありきたりな表現を使えば「横綱相撲」というヤツです。

開始直後にはラインアウトからのモールで20m近く(目測)前進したり、
前半25分頃には、早稲田がフェーズを重ね、ボールを保持し攻撃をしかけるも22ラインすら踏ませてもらえませんでした。

後藤監督
「テーマとしてはセットプレー、特にスクラムはマイボールをキープして、安定してボールを供給することと、相手の強みであるラインアウトモールをどうにかして押さえる。ディフェンス面では“ストップ・ザ・マレ・サウ”、あとは(帝京との)決勝戦で致命傷となったミスボールへの対応、なんとかしてカバー、フォローする。この4つをテーマにして、おおむね良く出来た、特に後半はよく戦えたかなと思います」

試合後の会見で清宮監督が話したように、判定基準に泣かされ、ペナルティが多くなってしまったのは残念でしたが、大学とトップリーグの力の差を見せつけた内容といっていいでしょう。
垣永主将
「トップリーグのチームとここまでやれたということに関しては満足している。僕の早稲田でのキャリアは終わるが、後輩達に託せたかなと思う」

前半、マレ・サウは抑えたが、五郎丸や徐にやられたとも。
開始後20分でやられすぎたのが痛かったといいます。
同期対決については、試合前の報道などで清宮監督のコメントが出ているのを見て
「けっこう言ってくるな」
と思っていたのだとか。
「それだけ意識してくれているということ」
と前向きにとらえていたと話していました。
「同期対決、楽しみました」

「ブレイクダウンやタックルで当たる瞬間の強さはトップリーグと学生の差があった」
ラインアウトモールについても
「社会人が8人固まって押されたら、そりゃ学生だと押されるかな」
清宮監督
「前回(サンゴリアス時代)と違い、今回はベストパフォーマンスに近い早稲田、工夫と粘り、踏ん張りがあった」
と母校であり、古巣を賞賛しました。
ただ、序盤の時間の使い方が悪く、試合を早い時間帯で決めてしまった、とも。
もっと苦しめて欲しかったのか……。
「早稲田、ナイスゲーム」
とコメントしていました。

三村主将
「試合の入りは満足する部分はあったが、中盤から後半は受けに回る時間があった」
と反省を口にしました。
「バックスは早稲田が多いので、(ボールを)投げれば早稲田に当る」
なんてことも話していました。

後藤監督について聞かれたときには
「特にありません」
と笑いを誘いました。
早稲田のDNAをしっかり引き継いでいると評価しています。
「来年もやるんでしょ? 」
※試合前、この会見までの間にふたりが顔を合わせることはなかったようです。
明治OBの三村主将
「僕と堀江は燃えてました」
三村主将は、大学時代の最後の試合が早稲田戦で、垣永主将が1年生で出場していたそうです。
早稲田のWTB荻野岳志(おぎのたけし)
試合でも非常に良いプレーを見せていました。
U20日本代表経験もある選手です。
トップリーグ勢との戦いについて

「帝京大学より確実に強い相手ということで準備してきたんですけど(勝てなかった)、また来年もこの舞台で戦いたいと思いました。準備してきたアタックが出来たところもあったんですけど、もっとできたというのがあるので、ちょっと後悔はあります」
逆目を狙うプランを意識するあまり、いつもの順目をつく早稲田のスタイルが出せなかったんだとか。

外国人選手など、普段の大学レベルではぶつからない相手との激突もありました。
(ポトヒエッターにタックルされていました)
「帝京大学と同じで、正面からぶつかったら負けてしまうので、うまくずらしていこうとみんなで話していました」
やはり、大学生としては「大学選手権」というのが最大の目標ですかね。
神奈川県の柏陽(はくよう)高校出身。
高校1年からラグビーを始めました。
早稲田でラグビーをするために、早稲田に進学した先進理工学部の3年生(新4年生)。
田中渉太に憧れているんだとか。
同じ舞台で戦う日がくるといいですね。

なかなかいろいろエピソードがありそうな荻野。
そのうち、ここではないどこかのコラムで紹介されるようなのでお楽しみに。
それにしても、良い笑顔です。
トップリーガーでも、ここまで自然に笑顔が作れる選手はなかなかいません。
ジュビロの堀江
年間表彰式での画像です。

この日はしっかり歯が入っていたわけですが、やはり(?)朝のホテルに忘れたんだとか。
入れ歯をカタカタさせながら答えてくれました。
明治OBの堀江、学生時代には最後の試合で勝ったきり。
「連勝です。フフフ」
スッキリ勝てましたか、と聞くと
「いや~、スッキリはしないですね。やりたいことができなくて、うまくいかないところがあったので。そこを修正していかないと次(コベルコスティーラーズ)は勝てないと思うので」
会見でやたら早稲田を褒めていた清宮監督、もしかすると自分のチームの出来が悪かったことの裏返しなのでは、と感じました。
「そうですね、ハーフタイムにディフェンスが全然ダメだっていわれていたので……」
コベルコスティーラーズはリーグでは勝っていますが、前の結果は参孝にならないと話し、「しっかり準備します」と去っていきました。

開幕前の優勝予想でジュビロを推していた者としては、なんとか日本選手権で……。

ち・な・み・に。

早稲田大学の会見終了間際、後藤監督がおもむろにマイクを持ち
「私がこういうことを言うのはなんですが……」
と報道陣にリクエストをしました。
内容は、日本選手権のスケジュールやフォーマットについてです。
後藤監督は、大学選手権の決勝から3週間も空くと動機づけの面で難しいと。
基本的には、もっと面白い(つまり番狂わせの匂いがする)ものにするための大会方式があるのではないか、ということでした。

いかに大学のトップクラスとはいえ、トップリーグの上位チームにいきなりぶつけるのはいかがかと思います。
クラブチームにも資格があっていいとも思います。
「ラグビーの日本一を決めるぞ! 」というお祭り感のある演出も欲しいところです。

究極の理想フォーマットは、サッカーの天皇杯のように、都道府県予選を行って、各県代表によるトーナメントをすることでしょう。
ただ、そうなるとおそらく、今の大学生の大会のフォーマットは根底から変えることになるのではないでしょうか。
そうなると一番抵抗するのは…。

やっぱり訴えるべきはマスコミではなく……。

(尾)

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