観戦記

投稿者

Keita Noguchi

2013年12月01日 02:00KO 国立競技場 レフリー 工藤隆太
早稲田大学 VS 明治大学 天気 晴れ
グラウンド状態 良い
前半 後半 得点 前半 後半 観客 満員!!!
0 2 T 0 0 投稿者が選んだマンオブザマッチ
0 1 G 0 0 チーム名
1 0 PG 0 0 早稲田大学
0 0 DG 1 0 選手名
3 12 3 0 浅見選手
15 合計 3

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早明戦観戦記

最後の国立競技場での早明戦。早稲田OBとして若手OB、知人を巻き込んでの観戦は110名。約4万7000人の観客からすると微々たるものだが、情熱は負けない。圧倒的早稲田有利の声の中、試合開始。

前半は明治が出足の速いディフェンスで再三早稲田ボールをターンオーバーする展開でスタート。テンポの良い防御は活性化し、早稲田の生命線である布巻・金からのファーストアタックからの連続攻撃を許さない。

早稲田は小倉のキックや自陣からの展開で荻野を走らせる展開からチャンスを掴もうとするが、ラインアウトの精度が良くなく、ペースをつかめない印象であった。

早稲田の長所でもあるスクラムについても、明治FWを崩す勢いはなく、むしろ明治の組み方に戸惑っている印象であった。

前半20分過ぎにSO小倉が足を痛めて途中交代。筑波戦で窮地を救った浅見選手を投入。しかし、攻撃の流れは明治にあり、前半28分にSO茂木選手の見事なドロップゴールで先制。

しかし、早稲田も粘り強い連続攻撃から浅見のPGで同点に追いつき、前半終了間際にはFB藤田の力強いランニングでトライかと思われたが、ノットリリースの反則で無得点。早稲田が流れを引き戻して前半終了。

後半開始早々、早稲田は相手のもたつきから一気に前進して攻撃を仕掛け、最後は岡田選手が大外の金選手に飛ばしパスを仕掛けてトライをゲット。このまま良い流れを継続したいところであった。

ところが、ここから明治も息を吹き返す。強い西日を活用したハイパント攻撃、安定したラインアウトでボールをしっかりと確保。ここから昔の早明戦を思い出すゴール前での攻防が続く。

ペナルティからのFW突進、何度も何度もサイドを突く激しい「縦」の攻撃。早稲田はFW陣が必死に守りぬく。得てしてこういう時は余り気味のバックスに回すのがセオリーにも思えるが、むしろ最短距離で前進を続け相手の疲弊とペナルティを誘発する縦の攻めの有効性はあると感じた。

数分間の激しい闘いに勝ったのは早稲田だった。パスアウトされたボールに絡みつくディフェンス。ノットリリースザボールの反則。瞬間、早稲田は救われたが、明治の選手は諦めることなく必死に下がっていく。その姿は、リードされている中でも逆転を確信する気概を感じさせるものだった。

それでも、早稲田はボール支配率を高め、最後は攻守逆転のFW戦に持ち込み、最後はNo8佐藤がスクラムからサイドを突いてトライ。浅見選手のキックも決まり、15対3でノーサイド。早稲田大学が勝利を収めました。

○早稲田大学分析
・スクラム、ラインアウトともに新たな課題が見えてきた。明治側がしっかりと分析し、スクラムは下から突き上げる押しで第二列以降の強いプッシュを許さない。ラインアウトは早稲田の前にジャンパーを配し、サインもきっちり読んでいた。
今後は少し実力的に落ちる相手と戦うこともあり、軌道修正をきちんとできるかどうかが課題だろう。
それでも、後半残り20分からのスタミナ・運動量はあり、そこで明治を少し上回っていた。その点は評価すべきだろうと思う。

・攻撃面で言えば、相手から強いプレッシャーを受けた際のダウンボール、倒れ方といった部分の修正が必要かもしれない。ただし、ボールを持って相手をずらして加速できる荻野の攻撃レベルの高さもまた感じた。藤田に関しては、相手を引きつけてギャップを生む攻撃の姿勢が活用できていなかった印象がある。それでも、縦の推進力は随一なので、ここも深化を待ちたいところだ。前半最後のシーンは、ラック成立していなかったように感じられたが、これは主観なので判断は皆様に任せたい。
浅見選手については、自ら仕掛けることで相手を引きつけてバックスを走らせるという意識が感じられ、「ずらす」感覚という点では評価できる攻撃であったと思う。

・もう一つ課題を挙げるとすればキックおよびキック処理。もう少し距離を稼げるロングキッカーを一人配したいところ。そこは、藤田選手で穴埋めができると思う。飛距離で言えば彼が一番だからだ。
キック処理は他の大学も今後対策をしてくる部分。実戦経験による深化を図りたい。

・一番の収穫はトライを許さなかった守備。相手を一撃で倒せない点は散見されたが、決定的な部分はしっかり止め切った。

○明治大学分析
・スクラム、ラインアウトともに分析がしっかりできていた印象がある。LO寺田選手の存在は大きく、FWの嗅覚はなかなかのものであった。ただ、後半最後に力尽きた印象も拭えない。

・ゴール前の縦に関して言えば、モールという選択肢もあったかもしれない。ただ、モールに関して言えば、相手の押しをずらして切り込む。No8圓生ら突破力あるFWがサイドを突くといった約束事が整備されていない可能性を感じた。LO寺田、大椙の安定したセットを活用しつつ、相手にボールを握らせない攻撃の選択肢を加える必要性はあるだろう。

・ゴール前の攻撃について言えば、PGを狙う選択肢もあったと思う。早稲田のセットプレーが少々混乱していた合間に3点を確実に刻む判断の可否についても検討すべきだろう。一観客としては盛り上がったが、改めて見返すと確実に刻む作戦でペースをつかむ手筋も有り得た。
ただし、これは結果論だ。ペナルティを許さない早稲田の防御を褒めるべき点であろう。

・バックスに関しては早稲田のキック処理のもたつきに助けられた部分はあるが、効果的な選択肢であったと感じる。高平選手の復帰は大きい。

・後は、早稲田戦で見せた気持ちの強さを大学選手権の予選3試合で維持できるかどうかに尽きる。

試合内容に関して言えば、両校ともに明確な課題点を提示された試合であると思う。再び、国立の舞台。大学選手権で早明戦をもう一度見たいという思いがある。

最後に。明治の縦に拘る姿勢や散見されたミスなど試合内容の課題点は存在するが、イベントに参加して早明戦を見た人たちが口々に「あれは良い試合であった」と熱のある意見を言った事実があります。彼らが今後試合を見に行くかどうか、そういう働きかけの方法は別途の話でありますが、とにかく、早明戦は良い試合であったという確信を得て観戦記を締めたいと思います。
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